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これから本番!夏の花粉症

これから本番!夏の花粉症

日本眼科学会
眼科専門医 加藤光男

みなさん、こんにちは!
今回は「夏の花粉症」についてのお話です。

【目次】
夏の花粉症の原因
夏の花粉症の症状
花粉症の対策
イネ科花粉症の対策
眼科でできること

夏の花粉症の原因

花粉症というと、一般的には「春」のイメージがあります。
それはスギ、ヒノキなどの樹木では、花粉の飛散時期が春が中心だからです。
花粉症の季節は春だけではありません。
春から秋にかけて、イネ科の花粉飛散が始まります。
イネ科花粉はスギ・ヒノキ科花粉に次ぐ、花粉症の原因となっています。
代表的なものとしては、
カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリなどがあげられます。

【愛知県の花粉情報】

夏の花粉症の症状

夏の花粉症の症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなど、他の花粉症と同じ症状が中心です。ただし、スギ花粉症に比べて目のかゆみ・充血・目が腫れるなどの症状が強く出やすい傾向にあります。

夏の花粉症の対策

対策としては、他の花粉症と同様に、
外出の際にマスクやめがねを着用しましょう。
帰宅後すぐにうがい、手洗い、洗顔などを行いましょう。
洗濯物は花粉を良く落してから取りこむ、服についた花粉は払っておくなど、花粉を室内に持ちこまないような工夫もよいですね。
コンタクトレンズも使用時間を短くしましょう。レンズの種類もワンデイタイプの使用をお勧めします。
コンタクトレンズを使用するときは抗アレルギー剤の点眼も忘れずに。

イネ科花粉症の対策

イネ科植物の花粉は、飛散範囲はおよそ数十メートル。樹木の花粉と違い、風に乗って遠くまで飛ぶことはありません。
イネ科の花粉は遠くまで飛散しないものの、イネ科の植物は意外と身近に生息しています。
イネ科植物が生息している可能性のある場所には、なるべく近寄らないようにしましょう。

>眼科でできること

花粉症の疑いがある時、症状が強い時には、眼科・耳鼻咽喉科での受診をおすすめします。
眼科でよく処方されるお薬としては、
1)抗アレルギー剤の目薬を使用する
代表的な目薬は 抗ヒスタミン作用のある 点眼薬を使用します。
代表はアレジオンLX点眼液0.1%、パタノール点眼液0.1%など。
2) 症状が強くなり抗アレルギー点眼薬のみでは効果が不十分だった場合は、
ステロイドの点眼薬を併用します。ステロイド点眼液は眼圧上昇や感染症を起こしやすくなるため定期的な診察が必要となります。
3) 抗アレルギー内服薬
最近では眠気が少なく、1錠で1日中効果のある内服が発売されています 。
お勧めはビラノア錠、デザレックス錠
4)漢方薬
漢方薬にも花粉症に有効な小青竜湯などがよく処方されています。
5)点鼻薬
くしゃみ 、鼻水、鼻づまりなどにの鼻の症状を改善します。

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