目のちしき箱

ひらばリンク(eyeのプチ診療室)

白内障の進行

みなさんこんにちは。
季節の変わり目のこの時期、体調は崩されていませんか?

今回は、「白内障の進行」についてのお話です。

白内障は、中高齢の方にとって特に耳慣れた病気かもしれません。「眼の水晶体が白く濁り、見え方に支障が出てくる病気」で、原因のほとんどが加齢によるものです。

白内障は、水晶体の濁る場所によって大きく3種類に分けられ、それぞれ進行具合や症状が異なります。

①皮質白内障 水晶体の外側から濁る白内障で、主に加齢が原因です。進行がゆっくりで、うす暗い夕方や夜、天気が悪い時などに見えにくさを感じることもありますが、常にではないため視力低下を自覚しづらいです。

②核白内障水晶体の中央から濁る白内障です。強度近視や糖尿病がある方に比較的多く見られます。水晶体の中心(核)が、硬くなることで光の屈折率が変化するため、近視化していきます。メガネの度数を変えると比較的見えやすくなりますが、核白内障が進行しすぎると手術時のリスクが高まってしまうため、手術のタイミングの見極めが大切になります。

③後嚢下(こうのうか)白内障水晶体の中央後ろ側から濁る白内障で、40〜50代の若い世代でも起こりやすいタイプです。短期間で急激に症状が進むことが特徴で、たったひと月で視力が1.0→0.3に下がってしまうようなこともあります。

いかがでしょうか。「白内障」といってもタイプによって色々な特徴があります。「お友達はまだ手術していないけど…」「私も手術をすぐにした方がよいかしら」など、人と比べたりせず、スタッフと一緒に治療計画を立てましょう。不安なことはいつでもご相談ください!

点眼あれこれ

みなさんこんにちは。
早いものでもう年末年始のシーズンです。寒さや風邪にも負けず、健康な身体で過ごしましょう!

さて、この時期になると増えてくるのがドライアイの相談。市販のものから処方されたものまで、点眼薬を使う機会が増える方もいるかもしれませんね。そこで、改めて点眼薬Q&Aをお届けします!

【Q1】点眼薬が目から溢れてしまうのですが…?
【A1】眼の構造上、1滴でも溢れるのは自然な事。2滴以上点眼してもこぼれる量が増えるだけで、効果に差はありません。1滴で十分です。
【Q2】点眼後、まばたきするか、目を閉じるか、どちらがいい?
【A2】まばたきすると涙が出て、点眼薬が溢れたり、鼻腔に流れやすくなるため、静かに目を閉じ目頭を押さえましょう。
【Q3】複数の目薬をさす時、5分以上待たなければいけないのはなぜ?
【A3】1滴が目に吸収されるのに約5分かかります。なので、続けて点眼してしまうと先に点眼した液が流されてしまうことがあります。また粘性の高いものは他の点眼薬の妨げになることがあります。点眼の順序についても医師の指示に従ってください。
【Q4】市販の目薬は、開封後の使用期限がほとんど3ヶ月以上なのに、病院の目薬は1ヶ月と短いのはなぜ?
【A4】違いは防腐剤の量です。一般的に医療機関で処方される点眼薬は、市販のものより防腐剤の量が少ないため、使用期限が短くなっています。〈防腐剤による眼の影響〉防腐剤は角膜の細胞を減らす可能性があると言われており、使用する本数・回数が多くなるほどダメージが高まります。病院で処方される点眼薬は、防腐剤をできる限り少なくしています。

いかがですか?何気なく使っている点眼薬でも「初めて知った!」ということがあるかもしれませんね。もっと詳しい内容がホームページにも掲載されています。ぜひご覧ください!

緑内障の視野検査

みなさんこんにちは。
季節もだいぶ秋めいてきました。秋の行事も楽しんでいますか?

さて、今回は「緑内障の視野検査」についてのお話です。

はじめに、みなさんは緑内障がどんな病気かご存知ですか?

簡単にいうと、”視野が欠けていく病気”で、日本人の失明原因1位とされています。緑内障の大半は、進行が非常に遅いため、初期の段階では気がつきにくく、末期になってようやく自覚症状があらわれるという怖い病気です。

そのため、特に中高齢の方は日ごろの定期検診がとても大切です。企業検診や人間ドックなどでは眼底検査や眼圧検査で異常が見つかった場合に緑内障が疑われます。眼科ではこれらの検査と併せて、視野検査やOCT(光干渉断層計)検査も行い、診断します。

視力検査は、網膜の中心の機能を測るものです。一方、一般的な視野検査は網膜中心から30度の範囲の感度を測るものです。

緑内障は主に中心から10〜15度にある「ブエルム領域」というところから障害されていくと言われています。そこで、30度の範囲の中で、大小・明暗さまざまな種類の光に対する反応を調べることで、感度低下の有無を検査します。

最近の学会で、「正常眼圧緑内障(※)の方は、中心から見えにくくなることがある」と発表がありました。中心から見えにくくなるということは、QOV(クオリティ・オブ・ビジョン)の低下に関わることで、生活の質の低下にもつながります。もちろん、当院では中心から10度の範囲をくわしく調べる視野検査もしています。

医師・スタッフともに、今後も引き続き積極的に学会等へ出席し、新しい情報や技術を取り入れながら皆さまの目の健康を守っていきたいと考えています。安心しておまかせくださいね。

※正常眼圧緑内障・・・眼圧が正常範囲内でも、緑内障の症状が起こる病気で、日本人に多くみられる。

ハードコンタクトレンズのお話

みなさんこんにちは。
いよいよ夏本番、といった暑さになりました。いかがお過ごしでしょうか。海やレジャーなど外出が増えるこの時期も、眼のトラブルには気をつけましょう!

さて、今回は「ハードコンタクトレンズ」(以下HCL)についてのお話です。

近年、近視の増加に伴いコンタクトレンズを使用されている方は珍しくありません。CMや雑誌でもよく広告を見かけますよね。以前は、「HCLの方が目に酸素が届きやすい」とHCLを選ぶ方が多く見られましたが、現在は、種類が多く質も良いソフトコンタクトレンズ(以下SCL)が主流になっています。

では、HCLのメリットはどんなところでしょうか。

まずよく挙げられるのが、酸素透過性です。SCLも改良が進んだとはいえ、やはり黒目全体を覆うもの。黒目よりもサイズが小さいHCLの方が目に届く酸素の量は多くなります。また、SCLと違い水分をほとんど含まない素材のため、長時間レンズを装用しても乾燥を感じにくいという方もいます。

さらに、レンズが硬いことから目に入ったゴミなどの異物感に気がつきやすく、結果、目に大きなダメージが出る前に使用を控えることができることもメリットです。また、HCLは軽度の乱視も矯正できるので、乱視がある方はSCLよりクリアな視界が得られる場合があります。

2週間タイプの使い捨てのSCLを使用している人の中には、使用期限を守らなかったり汚れが落とし切れていなかったり、他にもファッション性の高いカラーコンタクトレンズが増えたりしたこともあ り、重篤な合併症が若い世代に限らず多いのですが、HCLの方がこのようなトラブルは少ないです。

デメリットとしては、長年使い続けることで眼瞼下垂(まぶたが下がってくる)の原因になったり、角膜に跡がついて、将来白内障手術時に正確なデータが取りづらいことがあります。

ひらばり眼科では、豊富な種類のレンズから、ひとり一人に合ったレンズをお勧めしています。お気軽にご相談くださいね!

プール熱ってなに?

みなさんこんにちは。
そろそろ梅雨の時期ですね。 雨の日でもお家で楽しく過ごせる方法を探してみませんか?

さて、今回は「プール熱」についてのお話です。

皆さんは、子どもの〝三大夏風邪〞をご存知でしょうか。この〝三大夏風邪〞と呼ばれるものに、「手足口病」「ヘルパンギーナ」そしてこの「プール熱」があります。
いずれも6月〜8月頃に流行するウイルス性の感染症です。

プール熱は、正式には「咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)」と言います。
プールの水を介して人にうつることが多いため、プール熱と呼ばれます。感染力が非常に強く、「夏のインフルエンザ」とも言われています。原因はアデノウイルスで、主な症状は39℃位の発熱(数日〜1週間程度)、喉の痛み、充血です。

アデノウイルスには様々な「型」があります。プール熱は3、4型ですが、眼科でアデノウイルスが原因の病気といえば、8、9、37型の流行性角結膜炎が代表的です。流行性角結膜炎は、同じアデノウイルスでも熱が出ず、喉の赤みも強くありませんが、充血や目やにがひどくなります。また子どもがうつると角膜混濁を発症し、視力低下につながる恐れがあります。

プール熱も流行性角結膜炎も辛い症状となってしまいますが、治療となる薬がないため、対症療法が主となります。もし感染してしまったら、周囲にうつさないようにしましょう。

まずは自分が感染しないように、日ごろから、手洗い・うがい・消毒を心がけましょうね。

 

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