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ひらばリンク(eyeのプチ診療室)

「飛蚊症」について

 さて、今回は「飛蚊症」についてお話します。
 「視界の中に黒い点や虫のようなものが見える」「薄い雲のようなものが見える」…。それは視線を動かしたときに、一緒に移動するように感じることもありませんか?このような症状を「飛蚊症」と呼びます。主に老化(加齢)にともなう現象ですので、ほとんどの場合は心配いりません。
 目の中には「硝子体」と呼ばれるゼリー状のかたまりが大半を占めています。9割が水分なのですが、老化が原因で硝子体の中の線維組織が壊れると、水分と線維が分離してしまいます。この時にできた線維のかたまりが網膜に映り、飛蚊症となって視界の中に表れるというわけです。これは、主に「生理的飛蚊症」と言って、治療する薬はありません。完全に消えることは無いのですが、慣れてくるとその存在に気が付かなくなります。近視が強い人は10歳代、20歳代から表れることもあります。
 ただし、まれに大きな病気の症状の一つとして飛蚊症があらわれることもあるため注意が必要です。網膜に穴が開いてしまう「網膜裂孔」、網膜がはがれてしまう「網膜はく離」、糖尿病や高血圧が原因の「眼底出血」などで、飛蚊症があらわれることがあります。
 「これって飛蚊症かな?」と気になる方はそのままにせず、他の病気のチェックもかねて、一度検診を受けてみるとよいでしょう。お気軽にスタッフまでご相談下さい!