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ひらばリンク(eyeのプチ診療室)

「加齢黄斑変性」について

 早速ですが「加齢黄斑変性」とは、加齢が主な原因で、目の網膜にある「黄斑」と呼ばれる部分が障害を起こし、見たいものが歪んで見える、ぼやけて見えるなどの症状があらわれる病気です。40代頃から発症する方もいて、重度な視力低下をおこす危険性があるにも関わらず、まだあまり知られてはいません。
 皆さんは、テレビで図のようなものを見たことはありませんか?これは「アムスラーチャート」と言って、黄斑が正しいはたらきをしているかチェックしているものです。では黄斑、ってなんでしょう?
 私たちの目から入ってきた光は網膜の中心を通って刺激となり、私たちの脳へ伝わります。この網膜の中心を「黄斑」と呼んでいます。新聞を読むとき、追っている文字ははっきり見えても、新聞の四つ角など周辺部分はぼやけて見えていますよね?それは、ものを見る視細胞が黄斑部に集まっていて、周辺部には少ないからです。
 普段、私たちは両目でモノを見ているため、片目の違和感にはなかなか気がつきにくいものです。はじめに出てきたアムスラーチャートは、自覚症状を確認するために片目ずつ行う検査で、眼科ではよく行われています。また、網膜の状態をより精密に検査するOCTという検査機器も普及してきました。もちろん、当院でも使用しています!
 残念ながら、一度障害がおこった視神経は回復することがなく、加齢黄斑変性の治療方法はあっても完治することはありません。発症リスクを減らす方法のひとつに、ルテインというサプリがあります。普段の食生活では、ホウレン草やブロッコリーなど抗酸化作用のある食事と併せて、サプリと上手に付き合うことも良い方法です。
 40歳代を迎えたら、加齢黄斑変性だけでなく、白内障や緑内障の発症率も高まります。半年に1度を目安に、定期検診をしましょう!

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