>>フェイキックIOL手術後に予想されるリスク

フェイキックIOLは20年近い歴史のある治療法ですが、
以下のようなリスクの可能性があります。

手術直後に一時的に起こる症状

視力の安定性
 手術後、炎症・角膜浮腫・縫合などの影響で、
視力が安定するまで2-3週間程度かかります(ARTISAN)。
(ATIFLEXレンズは回復が早いとする報告がでています。)

痛み・異物感・しみる感じ・ドライアイ
 消毒・手術操作の影響で手術後、
痛み・異物感・しみる感じ・ドライアイ症状が発生することがあります。
1週間ほどでほとんど消失します。

白目の出血
 手術操作により少量の出血が結膜に起こることがあります。
約1〜2週間で自然に吸収します。

眼圧上昇
 手術時使用する粘弾性物質、炎症、虹彩のスリット切開時の出血により、
眼圧が一時的に上昇することがあります。

 また稀に、手術後に使用する抗炎症剤で眼圧が上昇することがあります。
眼圧上昇が確認された場合は、薬の変更、中止で眼圧は正常に戻ります。


まれに発生する可能性のある合併症

乱視の増強・矯正視力の低下
 レンズを挿入するための切開により、乱視が出現することがあります。
また、手術前に比べて矯正視力1〜2段階低下することがあります。

ハロー・グレア
 暗いところで瞳孔径がレンズの直径(6mm)より大きくなる場合、
ハロー・グレアが増強されものがにじんで見えたり、影が見えたりすることがあります。

細菌感染
 フェイキックIOLは眼球内で手術操作をするため、
感染による眼内炎を引き起こす可能性があります。
 白内障手術では3,000例に1例という報告もあります。
この危険性を最小限にするため、手術前に眼球表面から分泌物を採取し、
細菌培養検査を行います。

 この結果で選んだ抗生剤の点眼を手術直前3日間点眼します(周術期減菌法)。
手術開始前の消毒も厳重に行います。
そのため手術後しばらく眼の充血やドライアイを自覚することがあります。
切開部分が接着するまでの間、汚れた手などで眼をさわらないように清潔に心がけてください。
傷口から 細菌が侵入し、感染症を起こす場合があります。
さらに感染予防として処方されたお薬を指示通りお使いください。


45歳〜50歳以上の皆様へ
 近視が治ると老眼の影響が表面に現れます。遠くは見やすくなりますが、近くのものが見えにくくなります。
眼にものを近づけてもピントが合い難くなります。老眼鏡が必要になります。