緑内障の点眼薬について

当院では多数のメーカーから緑内障の点眼薬を取り寄せ、一人ひとりの患者さまに一番合ったものを処方します。取り扱っている点眼薬から主なものをご紹介します。

タプロス点眼液

タプロス点眼液(一般名 タフルプロスト)

タプロスミニ点眼液0.0015%(一般名 タフルプロスト)

ぶどう膜・強膜流出路からの房水の流出を促進し、眼圧を下げます。日本に多い正常眼圧緑内障においても確実な眼圧下降降下作用が認められています。視神経乳頭付近の網膜動脈の血流の増加作用が認められています(視神系保護作用)

用法・用量 1日1回1滴を点眼します。
保存方法 室温で3年間安定。
主な副作用 結膜充血、まつげの異常(まつげが長く、太く、多くなるなど)、目のかゆみ、眼刺激感(しみる)、眼痛、眼瞼色素沈着、角膜上皮障害、眼瞼の多毛症などが報告されています。

ルミガン点眼液

ルミガン点眼液(一般名 ビマトプロスト)

プロスタマイド受容体に作用し、ぶどう膜流出路を介して、房水とよばれる目の中の体液の排出を促進して眼圧を下げます。通常、緑内障、高眼圧症に用いられます。

用法・用量 1回1滴を1日1回点眼。
目の周りに目薬がついていると、目の周りが黒ずんだり、多毛になったり、まつげが長く、太くなったりすることがあるため、すぐにぬらしたガーゼやティッシュなどでよくふき取るか、目を閉じて洗顔してください。
保存方法 室温保存。
主な副作用 結膜充血、目のそう痒感、眼瞼色素沈着(目のまわりの色素沈着)、角膜びらん(目のゴロゴロ感・痛み、まぶしい、涙が出る)、睫毛の異常(まつげが長く、太く、濃くなる)、眼瞼の多毛症(目のまわりの多毛)などが報告されています。
コンタクトレンズが変色することがある。レンズをはずしてから点眼し、15分以上経過してからレンズをつけてください。

トラバタンズ点眼液

トラバタンズ点眼液0.004%(一般名 トラボプロスト)

房水とよばれる目の中の液の排泄を促進することにより、目の中の圧力(眼圧)を下げ、視野の悪化を抑えます。通常、緑内障、高眼圧症の治療に用いられます。

用法・用量 1回1滴を1日1回点眼。
開封後は、保存袋に入れて室温で保存してもかまいません。
開封後4週間経過した場合は残液を使用しないでください。
保存方法 直射日光、湿気を避け、1〜25℃で保管。
主な副作用 眼の充血、眼瞼色調変化、眼のそう痒感、眼周囲の多毛化、虹彩色調変化、眼の不快感、角膜炎、眼脂、眼痛、角膜びらん、眼瞼炎、霧視、眼の異物感、眼の乾燥などが報告されています。

カルテオロール塩酸塩LA点眼液

ミケランLA点眼液1%(一般名 カルテオロール塩酸塩)

ミケランLA点眼液2%(一般名 カルテオロール塩酸塩)

カルテオロール塩酸塩LA点眼液2%「わかもと」(後発品)(一般名 カルテオロール塩酸塩)

β受容体遮断作用により房水産生を抑制し、眼圧を下げます。
通常、緑内障や高眼圧症の治療に用いられます。

用法・用量 1回1滴、1日1回点眼。
ほかの目薬も使う場合は、この目薬を最後に点眼してください。その場合、前の目薬を点眼してから10分以上間隔をあけてください。
保存方法 室温保存(アルミピロー開封後は遮光して保存すること。)
製造後3年
主な副作用 眼の症状として点状角膜炎、霧視(目がかすむ)、そう痒感、乾燥感、結膜充血、結膜浮腫、眼脂、眼刺激、眼瞼炎、角膜障害、全身の症状としてめまい、味覚異常(苦味など)、頭痛、嘔気、皮膚炎、徐脈、息切れなどが報告されています。
禁忌:心疾患、気管支喘息

チモロールXE点眼液

チモプトールXE点眼液0.25%(一般名 カルテオロール塩酸塩)

チモプトールXE点眼液0.5%(一般名 チモロールマレイン酸塩)

チモロールXE点眼液0.5%(一般名 チモロールマレイン酸塩)(後発品)

β受容体遮断作用により房水産生を抑制し、眼圧を下げます。
緑内障や高眼圧症の治療に用いられます。

用法・用量 1回1滴、1日1回点眼。
他の点眼剤を併用する場合には、本剤投与前に少なくとも10分間の間隔をあけて投与すること。
保存方法 遮光、室温保存。
主な副作用 角膜炎・角膜びらん等の角膜障害、眼刺激症状、霧視・視力低下等の視力障害 であり、全身的には徐脈等の不整脈 、頭痛などが報告されています。
禁忌:心疾患、気管支喘息

グラナテック点眼液

グラナテック点眼液0.4%(一般名 リパスジル塩酸塩水和物)

Rhoキナーゼを阻害し、主流出路からの房水流出を促進することにより眼圧を下げます。通常、他の緑内障治療薬が効果不十分または使用できない場合の緑内障、高眼圧症の治療に用いられます。

用法・用量 1回1滴を1日2回点眼。
保存方法 直射日光、高温、湿気を避けて保管。
主な副作用 結膜充血、結膜炎、眼瞼炎、眼刺激などが報告されています。

アイファガン点眼液

アイファガン点眼液0.1%(一般名 ブリモニシン酒石酸塩)

アドレナリンα2受容体に作用し、房水とよばれる目の中の体液の産生を減らし、また、ぶどう膜流出路からの排出も促進して眼圧を下げます。
通常、緑内障、高眼圧症の治療に用いられます。

用法・用量 1回1滴を1日2回点眼。
保存方法 直射日光を避け、室温(1〜30℃)
主な副作用 結膜炎、点状角膜炎(目のゴロゴロ感・痛み、まぶしい、涙が出る)、眼瞼炎(目のまわりの炎症)、結膜充血、目のかゆみ、目の異常感、接触性皮膚炎(薬がついた部位のかぶれ)などが報告されています。

エイゾプト懸濁点眼液

エイゾプト懸濁点眼液1%(一般名 ブリンゾラミド)

房水とよばれる目の中の液の産生に関係する酵素(炭酸脱水酵素)を阻害し、房水の産生を減らすことにより、目の中の圧力(眼圧)を下げ、視野の悪化を抑えます。
通常、緑内障、高眼圧症の治療に用いられます。

用法・用量 1回1滴を1日2回点眼しますが、十分な効果が得られない場合は1回1滴を1日3回点眼することがあります。
ソフトコンタクトレンズをつけている場合には、点眼前にコンタクトレンズを外し、点眼後15分以上経過してからコンタクトレンズをつけてください。
他の目薬を次に点眼する場合は10分以上間隔をあけてください。
保存方法 直射日光、高温、湿気を避けて保管。
主な副作用 角膜炎、眼充血、眼痛、霧視、眼の不快感、異物感、味覚倒錯(点眼後に口の中に苦味を感じる)、吐き気、疲労、頭痛などが報告されています。

アゾルガ配合懸濁性点眼液コソプト配合点眼液

アゾルガ配合懸濁性点眼液(一般名 ブリンゾラミド/チモロールマレイン酸塩)

コソプト配合点眼液(一般名 ドルゾラミド塩酸塩/チモロールマレイン酸塩)

コソプトミニ配合点眼液(一般名 ドルゾラミド塩酸塩/チモロールマレイン酸塩)

房水の産生を減らすことにより、眼圧を下げ、緑内障による視野の悪化を抑えます。
通常、緑内障、高眼圧症の治療に用いられます。

用法・用量 1回1滴を1日2回点眼。
キャップを閉じたままよく振ってからキャップを開けて点眼してください。開封後4週間経過した場合は残液を使用しないでください。
保存方法 遮光袋に入れ、高温や直射日光を避けて、室温(1〜30℃)で保管。
主な副作用 眼の刺激症状、角膜炎、味覚異常(点眼後に口の中に苦味を感じる)、霧視(目がかすむ)、眼の充血、眼痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
・息をするときヒューヒュー音がする、息苦しい [喘息発作]
・脈が遅くなったり、めまい感から気を失う [失神]
・脈が遅くなる、息切れ、めまい [徐脈性不整脈]
・体がだるい、呼吸困難、全身のむくみ [うっ血性心不全]
・胸の痛み、圧迫感、冷汗 [冠攣縮性狭心症]

デュオトラバ配合点眼液

デュオトラバ配合点眼液(一般名 トラボプロスト/チモロールマレイン酸塩)

房水の産生を減らすとともに、その排泄を促進することにより、眼圧を下げ、視野の悪化を抑えます。通常、緑内障、高眼圧症の治療に用いられます。

用法・用量 1回1滴を1日1回点眼。
保存方法 高温や直射日光を避けて、室温(1〜30℃)で保管してください。
開封後4週間経過した場合は残液を使用しないでください。
主な副作用 眼の充血、眼の刺激症状、眼瞼の色調変化、眼のそう痒感、角膜炎、眼周囲の多毛化、霧視(目がかすむ)、眼の異常感、眼の異物感、眼の乾燥、眼痛、羞明(まぶしい)、虹彩炎などが報告されています。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
・息をするときヒューヒュー音がする、息苦しい [喘息発作]
・脈が遅くなったり、めまい感から気を失う [失神]
・脈が遅くなる、息切れ、めまい [徐脈性不整脈]
・体がだるい、呼吸困難、全身のむくみ [うっ血性心不全]
・胸の痛み、圧迫感、冷汗 [冠攣縮性狭心症]
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