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治療法について

一人ひとりに合った治療を選択するために

白内障治療の2つの選択肢

白内障の治療には、次の2つの選択肢があります。

薬物治療
定期健診を行いながら薬で進行を遅らせます。自覚症状がない、もしくはあっても生活に支障がない場合。
白内障手術
手術で白内障を取り除き、眼内レンズを挿入します。白内障が進行して生活に不自由を感じている、白内障によって運転免許の更新基準に視力が満たない、糖尿病に罹っている、他の眼の病気の手術をする、などの場合。

白内障手術を受けるタイミング

白内障と診断されたからといって、すぐに手術が必要なものではありません。手術選択のタイミングは、日常生活で本人が不便だと感じるようになった時です。同時に、以下の場合のように“少し待ってから手術をしたほうがよい場合”、“治療方法を検討したほうがよい場合”があります。

角膜内皮細胞が減少している場合
白内障手術によってさらに角膜内皮細胞が減少し、視力低下することがあります。
糖尿病網膜症の病状が安定していない場合
白内障手術による眼の負担が、病状をさらに悪化させてしまうことがあります。逆に、網膜症の悪化を防ぐため、早く光凝固を行いたい場合があります。この時、白内障が光凝固を行うことの障害になっていれば、先に白内障の手術をすることもあります。
強度近視で白内障の進行の左右差が大きな場合
進行が遅いほうの眼の白内障が進むまで手術を待つ、という選択もありますが、悪化するのを待つ不安や生活の不自由さはQOL(生活の質)に大きな影響を与えます。日常の快適さやライフスタイルを考えながら、*挿入する眼内レンズを進行の遅いほうの屈折度数に合わせて矯正する、*進行の遅いほうの眼も屈折矯正することを考えに入れて、一方の眼に挿入する眼内レンズを正視に矯正する、といった方法もあります。
ぶどう膜炎を起こしている場合
炎症が強い時は避けて、炎症が落ち着いてから3ヶ月以上待って手術をします。手術後、ぶどう膜炎が悪化することがあるため、慎重に経過を診ていく必要があります。

いずれの場合も、年代やライフスタイル、眼内レンズ挿入後の調整力をフォローする方法などを含めて、専門医のもとで正しい検査を受け、相談しながら治療法を選択しましょう。

Katoh's Voice
「車社会の生活では、とくに早目に手術することをお勧めします。」
白内障が進めば見え方の左右差がさらに大きくなって見づらい状態になります。今は車社会です。日常、車を運転する人のほうが多いと考えたほうがいいでしょう。その場合、例えば左目が見にくくなれば、特に夜間道路の左端を歩いている人の発見が遅れることも考えなければなりません。また片目が見にくい時、右折、左折時に事故を引き起こす可能性が高まります。こういったことからも、見えないより見えたほうがよいのは当然のことです。患者さんの中には、「ある程度症状が進んでから手術を考える」といった方もいらっしゃいます。しかし、自分自身にとっても、ご家族や道行く人たちのお互いにとって、手術は待たないほうがいいとも言えるでしょう。

【目次】
次ページ >> 検査について (まずは眼の状態を詳しく知ることから始まります)
    【ひらばり眼科の白内障手術】
  1. 白内障手術に対する考え方
  2. 手術データ

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