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手術効果は、視力の数字とは直接関係ありません。関係があるのは、近視・乱視の度数です。矯正誤差がゼロではないので、視力0.01の人が1.2以上になる場合もあれば、0.5の人が0.9にしかならない場合もあります。
私の今までの結果から言うと、裸眼視力1.2以上になる確率は97〜98%です。100%でない理由は、近視・乱視が非常に強い場合の矯正誤差です。
しかし誤差を生じた場合、追加手術をすることで、ほぼ1.2以上になっています。

アレルギーにもさまざまなものがあり、一概に治療の可否はいえませんが、特に全身状態に問題なければ手術は可能ではないでしょうか。
ただし、絶対に手術してはいけない全身疾患があります。内科の先生と相談の上、来院して相談してください。

これまで何人かボクサーの手術をしました。
手術方法はすべてPRKです。この方法だと万一強い外力が加わっても角膜表面 だけの傷ですむので、正常眼と変わらないと考えています。

老眼年齢の人が手術を受けた場合、近くを見る際に老眼鏡がないと生活に支障があります。もちろん、老眼鏡を使用すれば近くは不自由なく見えます。
近視の強い人が手術を受ければ、少なくとも遠くは眼鏡が必要なくなりますので、生活上で楽になる可能性があります。

老眼は年齢とともに起こる現象ですから、手術をした・しないにかかわらず発生します。

手術の結果、老眼に早くなるということはありません。
老眼は年齢とともに進行するもので、手術をした・しないにかかわらず、ある年齢になればすべての人が老眼になります。

原則として未成年の方は手術をお断りしています。身体の成長とともに近視が進 行する可能性があるからです。
ただし、進路や進学に一定の視力が必要といった理由 がある場合は、保護者と本人の同意のもとで手術をするケースはあります。

現在まで、欧米あるいは日本で失明した例はありません。欧米では約10年間、私自身の経験では約3年間、手術前の視力に戻ったという報告はありません。
過去10年間問題がなければ、将来の10年間は問題がないと判断しますので、結果的には将来も問題ないと言えると思います。

角膜の神経を一部分切断しますので、一時的に角膜の知覚が低下します。
その結果 、眼が乾く症状を訴える人が1〜2割、夜間の視力低下を訴える人が1割程いますが、いずれも3カ月から半年で神経が再生するとともにその症状は消失します。

視力が再度低下する原因は近視だけではありませんが、目に負担をかける生活をしていれば、再度低下する可能性がないとはいえません。

手術であるため、100%安全とは言い切れませんが、現在まで、欧米あるいは日本で失明した例はありません。
私自身の、約2,400例の手術の結果 からいえば過去3年間、経過を見ていて問題はありません。

健康保険は適応されません。手術は自費となります。
しかし、生命保険に加入している場合は、手術料の一部(保険契約の内容により金額が異なる)が生命保険会社から支払われますので、保険会社に確認してください。

近視・乱視手術は5分程度の短時間で終わります。ですが、手術ですから事故や トラブルが100%起こらないわけではありません。
しかし、こうしたケースは眼科専 門医以外の医師が手術を行った結果として生じたものです。眼に白内障や緑内障、網 膜疾患といった、視力に影響する病気の有無や、術後の眼のケアの知識は基本的に、 眼科医の経験がなければその判断は困難です。
また万一、手術中に事故が起こった場 合の適切な処置は、この手術に慣れた眼科医でなければできません。

通信販売の視力回復の器具などはかなりの高額で、また効果がありませんので、眼科医としてはおすすめできません。
近視の発生は、次のように考えられています。
眼球は、生後次第に発育していきます。そしてものを見ることにより眼の働きが発達します。この発育の途中で異常な刺激が加わると、バランスがくずれて近視などが 発生すると考えられています。
その異常刺激の一つとして眼の酷使が挙げられています。近くを見る仕事が多かったり、姿勢が悪かったりすると、近視になりやく、進行 もしやすいと言われています。
眼は体の一部です。規則正しい食事、睡眠、それと適度な運動と休息が大事です。 まず体調を整えてください。
次に集中力です。テレビゲームをしてもかまいません。 ただ時間を1日30分くらいに、週2〜3回にしましょう。終わったら眼と体をリラック スさせましょう。
勉強も同じです。近視は中学生、高校生頃進みやすくなります。近視予防に決め手になる方法はありませんが、集中とリラックス、メリハリのある生活 で眼にかかる負担を小さくしましょう。
なお、ブルーベリーは網膜の機能を高めると 言われていますが、近視が進むのを止める働きはありません。

最近、当院で再手術を行ったケースでは約5%の方に近視の戻りが見られています。
近視矯正手術後、屈折値は一旦目標値より遠視側に行き過ぎて、再び目標値に戻ってくる傾向があります。中には戻りすぎて、再び軽い近視になる方もいらっしゃいます。この場合、戻りの程度、手術を受けられた方の希望を考慮して再手術を計画します。
再手術は、角膜に負担をかけない様するため、1回で目標に到達するようにしたいと思います。 1回で目標を達成するためには、視力が十分安定するまで待って再手術を計画します。このため当院では、手術料に手術後1年間の管理費用を含めています。
再手術が必要な時も、1年以内なら追加料金は必要ありません。しかし、一般 的には、追加手術の料金を設定している病医院もあるため、実際に手術を受けられる際には、手術を受ける病医院に予め確認しておくと良いでしょう。

健康保険の適応にはなりませんが、医療費控除は可能です。
手術を受けた年に、健康保険で支払った一部負担金(他の病気でかかったものも含めて)、屈折手術の検査・手術料、交通 費などの領収書をまとめて申告してください。

PRK手術後3年経って視力が下がった場合、可能性は2つあります。
1)眼精疲労で一時的に視力が下がっている場合
:この状態であれば視力はまもなく回復します。
2)近視が進行している場合
:この場合、再手術で視力の回復は可能と思われます。
あなたの場合は、近視が進行した可能性が高いと思われます。
再手術に際しては、角膜形状や厚みなどの詳しいデーターが必要になりますので一度眼科でご相談ください。

原則として円錐角膜は近視矯正手術の適応となりません。
円錐角膜は角膜の中央 部分が前方に突出し、薄くなる病気です。屈折手術で角膜の中央をさらに薄くすると、手術直後一時的に視力が上がる場合もありますが、多くの場合、手術前より角膜の変 形が強くなり視力も悪くなります。
眼鏡、コンタクトレンズでじゅうぶん視力矯正が 出来なくなったら、角膜移植を検討することになります。
一度眼科を受診して精密検 査を受けることをお勧めします。

残念ながら、近視矯正手術を受け、身体検査基準の視力条件をクリアしていても、現在の日本の規定(平成7年施行)では不合格となります。
パイロットなることを唯一 の目的とされているなら、手術をしない方がいいでしょう。現時点では、近視矯正手 術を受けたという事実だけで不合格になってしまうからです。
しかし希望はあります。 (まだ決定ではありませんが)平成12年6月29日、来年施行予定の航空身体検査基準 改正案がでました。裸眼で0.1以上の記載がなくなり、常用眼鏡の屈折度数の範囲が 拡大されます。
また備考に、2種に限り「屈折矯正手術後6ヶ月以上を経過し症状が安 定し、視力が基準を満たした者が運輸大臣の判定を・・・・申請・・」の記述が加え られています。詳細については運輸省HP
http://www..motnet.go.jp/koho/kokusin_.htm を参照してください。